カメラを楽しむために覚えるべき5つの用語

カメラを楽しむために、まず必要な5つの言葉についてまとめてみました。

これさえ覚えればカメラがぐっと楽しくなるはずです。
ぜひここで覚えていってください

 

絞り(F値)


どんな時に使うの?

写真のボケ具合を調整できる
写真の明るさを調整できる

 

絞りとは、カメラのレンズに付いている光を取り込む量を調整する仕組みのことです。絞りを調整することで、カメラに取り込まれる光の量を調整することができ、その設定によって、写真の明るさとボケ具合が変わってきます。

 

この絞りの開き具合はF値という数字で表され、

F2 、F2.8、F3.5、F4、・・F11・・F28・・

このように表記されます。

 

F値は数字が小さいほど、絞りが開いている状態で写真は明るく映ります。
F値が大きくなるにつれて、絞りが閉じられていき写真は暗く映ります。

また、
F値が小さいほど、被写体が強調されて背景がボケた写真を撮ることができます。
F値を大きくするとボケの少ない、全体的にシャープな写真を撮ることができます。

ここでは、明るさを合わせるためにシャッタースピードを変えて撮影しました。シャッタースピードについては次の項目で詳しく説明しますが、背景のボケ感の違いがよくわかると思います。

ボケ感のある写真はポートレート撮影などでよく見かける技法ですが、このF値が大きくかかわっていたんですね。ちなみにF値は使用するレンズによって決まるため、ポートレート撮影などでより強いボケ感を出すには、最小のF値(解放F値)が小さいレンズを選ぶ必要があります。そういうレンズは大抵の場合値が張ります。。。

 

 

シャッタースピード


どんな時に使うの?

写真の明るさを調整できる
被写体の動きを表現できる

 

シャッタースピードとは、文字通りシャッターを切るスピードの事です。

1/4000・・1/200・・1/80・・1・・30・・

このように表記され単位は秒[S]です。1であればシャッターの開く時間が1秒間であることを表しています。1/200であれば0.005秒間だけシャッターが開くということです。

 

シャッタ-スピードを速くすれば、動いている被写体をブレなく撮影できますが、短い時間しか光を取り込めないので、暗い写真になります。

反対にシャッタースピードを遅くすると、長い時間光を取り込むため明るい写真が撮れますが、その間に少しでも被写体や撮影者が動くとブレた写真になってしまいます。このことを利用してあえて動きを表現することもあります。(例、花火や川の流れの撮影など)

手持ちの撮影では、どうしてもブレやすいため1/300~1/80くらいの範囲でシャッタースピードを調整することが多いです。これより長い時間シャッターを開ける場合は三脚を用いて撮影します。

 

ISO感度


どんな時に使うの?

写真の明るさを強制的に明るくできる

 

ISO感度とは、イメージセンサーが光を感知する時の感度のこと。
簡単に説明すると、ISO感度を上げるほど明るい写真が撮れます
※イメージセンサー=カメラに入ってきた映像を写真として記憶するところ

暗い場所での撮影や、動く被写体を撮るためシャッタースピードを速くする必要があるときは、ISO感度を上げればいいということです。

ISO感度を上げることで、人物だけでなく後ろの背景まで鮮明に映っていることが分かります。

これだけ聞くと、写真の明るさはISO感度の調整だけで済むのでは?と思ってしまいますがそうとも言えません。ISO感度は半ば強制的に感知した光を増幅させるので、あまり感度を上げすぎるとノイズが増えて、写真にざらつきが出てしまいます。

そのため、可能な限りISO感度は低めに設定しておき、「絞りやシャッタースピードで明るさが調整できない場合にのみ、ISO感度で明るさの調整をする」くらいに考えておきましょう。

 

ISO感度をどのくらい上げるとノイズが発生するかは、カメラの性能によって違いますが、一般的なカメラだとISO感度は3200から高くても6400以下の数値に設定して撮影するのが無難です。

 

露出


どんな時に使うの?

撮影してみたら写真が明るすぎたり、暗すぎたりする

 

露出の本来の意味は「イメージセンサーに光を当てること」です。露出を調整する(集める光の量を調整する)ことで写真の明るさが変わります。

そのため、「露出=明るさ」と同じような使われ方をします。

 

明るさが丁度いいことを適正露出と言い、明るすぎることを露出オーバーと言います。反対に暗すぎる場合は露出アンダーです。

特にオートモードで撮影した場合、自分が思ったより暗かったり明るすぎたりすることがありますが、こういった場合に露出を調整します。この露出を調整することを露出補正と言います。

露出補正をするとカメラが自動的に絞りやシャッタースピード、ISO感度を調整して、写真の明るさを調整してくれます。

 

カメラには上のような露出補正の機能が設置されていて、プラス方向にシフトするとより明るく、マイナス方向にシフトするとより暗くなります。簡単に明るさを変えるのに便利な機能です。

 

ホワイトバランス(WB)


どんな時に使うの?

環境によって変わる白の色味を調整できる

 

私たち人間が、日常生活の中であまり気にすることはありませんが、同じ白という色でも当たる光の種類によって見え方が違います。この、光の種類に応じて変わって映ってしまう色味を、本来の色味に調整できるのがホワイトバランスという機能です。

カメラの機種によって違いますが、以下のような種類の中から選択することができます。撮影者がいる環境の光に合わせて設定することで、カメラが自動的に自然な色身に調整してくれます。

  • オート
  • 電球
  • 曇天
  • 蛍光灯
  • 晴天日陰
  • 晴天
  • プリセットマニュアル

 

このホワイトバランス機能を使って、意図的に撮影者のイメージに合った色味の写真にすることもできます。

例えば、

電球のもとでは被写体は赤っぽく映るので、カメラは写真を青っぽくする方向に調整します。
反対に曇天のもとでは被写体は青っぽく映るので、カメラは写真を赤っぽくする方向に調整します。

このことを利用して夜景を撮影すると上の写真のようになります。
カメラに慣れてきたら、ホワイトバランスを調整して風景を好みの色合いで表現するのも楽しみの一つですね。

 

まとめ


ここまで5つの基本用語について解説していきました。

オートモードでは、これらすべてをカメラが自動的に判断して設定してくれますが、せっかく一眼カメラを持ったら自分好みの設定で撮影してみたいですよね!!

 

まずは被写体や撮影環境に合わせて、絞りを優先したいのか、シャッタースピードを優先したいのかを決めて、絞り優先モード[A]やシャッタースピード優先モード[S]などを使って徐々に設定に慣れていきましょう。

最終的にマニュアルモード[M]で撮影できるようになると、写真がもっともっと楽しくなりますよ